日曜日に

あるお方と秘密の打ち合わせ。そのついでに飯喰いに逝こうっつーことでそのお方の近所の焼肉屋へ。わしがよく逝くわしんちの近所にある異様に安い焼肉屋は食べ放題と銘打って実は牛肉を出さないというとんでもない所なので、今回はちゃんと牛の焼肉が食える所でちとうれしい。わしらが入ったときにはなぜかシンガポールからの団体観光客がいて超満員だった。ここはバイキング方式の店で、わしが肉を取りに逝ったところ、ちょうど中国系と思しき見目麗しい女性も肉を取りに来ていたので、ノースリーブのワンピースから伸びた生白い腕を食い入るように見て…もといわざわざシンガポールくんだりから来てなんで焼肉屋で喰っとるんかなあと疑問に思いつつなんとなく見ていたら、この女性(「にょしょう」と読むと艶めかしさ倍増)がデザートとして出されていたバナナを取るわ取るわ、その場にあったバナナをすべて自分の皿に乗せて席に戻っていった。そんなにバナナが好きならわしの肉ばななを食べさせて…もといシンガポールって日本よりもバナナの産地が近いだろうにそんなにバナナが珍しいのかねえ、と思った次第。