種村季弘氏死去

http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/09/02/20040902ddm041060088000c.html
同じヨーロッパのマイナーな文化の紹介者でも、渋澤龍彦は我々読者に対する態度に少々の敵意や一種の蔑みが混じっていたが、種村季弘はそういった自らの感情を我々には微塵も見せず淡々としていたように思う。まあ主たる関心の対象であった国(フランスとドイツ)の文化の違いとかもあるんだろうけど。非常に残念。最近著作が河出文庫から撤退したのかなと思っていたら岩波現代文庫から再販されたみたいでうれしい。