ある日突然

この世に投げ出されて、周囲のなにもかもが今までに経験したことのないものであったとしたら、どう行動するのだろう。視界に飛び込んでくるものは一体なにものなのか、敵か味方か、それは自分にとってどのような存在なのか、おそらく探ろうとするだろう。自分に備わっている感知ツールを最大限に利用して、それがなにものなのか探ろうとするだろう。手で触り、鼻で嗅ぎ、口で味わい…そのものをいわば自分に取り込むために。そして絶えず問う、これはなにか、なぜあるのか、眼に映っているものと手で触っているものははたして同一のものなのか、なぜこのものはあるのか、なぜこのような感触なのか…そして問いはシフトする、視界に映るとはなんなのか、手で触るとはなんなのか、匂いを嗅ぐとはなんなのか……そもそもこれらの感覚を得ている自分はなんなのか??
などということを9ヶ月の姪をあやしながら考えてました。