『発心集』(鴨長明) 巻一の十 天王寺聖隠徳の事

「近ごろ、天王寺に聖ありけり。詞のすゑごとに瑠璃と云ふ二つの文字を加へて云いければ、やがて、字を名に付けて瑠璃とぞ云ひける。……」
訳:近年天王寺にケッタイな坊さんがいた。しゃべる言葉の終わりにいつも「るり」という言葉を付け加えていたので、人はその坊さんのことを「るり」と呼んでいた。

るりはこれから修行をするるり、るりはお経を読むるり、南無阿弥陀仏るり、南無阿弥陀仏るり…

るいるりるりるりるりるりるりるりるりるり……