『ズニ族の謎』(ナンシー・Y・デーヴィス ちくま学芸文庫)

著者は北米に数あるネイティブ・アメリカンの一部族、ズニ族に過去において日本人との大がかりな接触、融合があったという、ホンマかいなと思うような説を唱えている。実際ズニ族は周囲の部族と言語的、宗教的、身体的等々際立った孤立的な特徴を持っていて…

『スカートの下の劇場』(上野千鶴子 河出文庫)

p114「「マラ兄弟」という言葉がありますが、その逆は何だろうかと考えてみました。最近になって命名しました―――「オマンコシスターズ」―――可愛いでしょう。」 可愛いかどうかは置いといて、わし、ずっと「マラ兄弟」ではなく「穴兄弟」だと思っていたのです…

『発心集』(鴨長明) 巻一の十 天王寺聖隠徳の事

「近ごろ、天王寺に聖ありけり。詞のすゑごとに瑠璃と云ふ二つの文字を加へて云いければ、やがて、字を名に付けて瑠璃とぞ云ひける。……」 訳:近年天王寺にケッタイな坊さんがいた。しゃべる言葉の終わりにいつも「るり」という言葉を付け加えていたので、人…

『毎日かあさん 2』(西原理恵子 毎日新聞社)

p69 作者は二児の母でバツ一、ただ子供を父親に会わせる際に自分も同伴していることからドロドロの喧嘩別れをしているわけではないらしい。そういった場面で元旦那が子供達におもちゃを買ってあげている際に作者に対して、 「君は欲しいものはないの?」 と…

『O嬢の物語』(ポーリーヌ・レアージュ 河出文庫)

内容は、訳者が渋澤龍彦で表紙カバー絵が女性の乳首を指でつまんでいる絵っていうことから想像してくだされ(投げやり)。一言でいえばSM小説、誤解をイロイロ招きそうな言い方なのだが、最大公約数としてはやはりこれかと思われ。わしとしてはそんなに面…

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 9』(安彦良和 角川書店)

p23 萌へ萌へセイラさんの幼少期(以下あるていしあたん)、いきなりねこみみ姿で登場。 p33 TV版でその漢っぷりを発揮するランバ・ラルの若きお姿、ただこの頃のラルは後のラルに比べてその漢っぷりはあまりない、1漢に対して0.5漢ってところ p44 サスロ…

『ルサンチマン』(花沢健吾 小学館)

久しぶりに面白い漫画に出会ったなあ。打ち切り(?)が惜しい。

『これが私の御主人様』(まっつー/椿あす スクウェア・エニックス)

「メイド服ならガーターベルトは欠かせないだろう」(1巻17ページ) ああ、わかってないよ、めいどさまの魅惑の空間(スカートの中)を彩るのはドロワーズに決まっているだろうに…

『トンデモ一行知識の世界』唐沢俊一 ちくま文庫

これって『トリビアの泉』の元ネタ本なのかなあ。アイザックアシモフの言葉の引用なんかそっくりそのままなんだけど。